2008年06月04日

犯罪被害者支援におけるスピリチュアルケア?

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私たち研究グループの関わっている東洋大学HIRC21(東洋大学21世紀ヒューマン・インタラクション・リサーチ・センター)の2008年論文集『現代人のこころのゆくえ2―ヒューマン・インタラクションの諸相』が完成いたしました。

本論文集には、私たちの論文「犯罪被害者・家族支援の根本を問う―公助・共助・自助の均衡パラダイム」も収められております。

本論文は、「犯罪被害者等に関する国民意識調査」(内閣府・平成19年度)に見られる各種実態から、現在の被害者・遺族支援における課題―特に、精神的ケアの面―に焦点を当てつつ、新たな支援のあり方として、近年、医療分野(特に、終末期医療の分野)において実践が試みられつつある「スピリチュアルケア」を採り上げ、その可能性について考察を行ったものとなっております。

近年の被害者支援の広がり(自助グループの広がりから刑事司法参加に至るまで)には大変目を見張るものがありますが、その一方において、果たして、それだけで本当に被害者・遺族の方たちの回復というのは図れるのだろうか?という疑問を常々持っておりましたところ、病において死という現実を前にした方たちへのケアとして注目されつつある「スピリチュアルケア」という概念・実践の存在に気づき、これを一つの可能性として、今後、考えてゆくべきではないかと思ったことが、今回の研究の動機となっております。

しかし、「スピリチュアルケア」の可能性というのは、経済的支援やカウンセリング、刑事司法への関与といった、これまでの支援のあり方を否定するものでは決してなく、むしろそれらの不足分を補い、被害者・遺族の方たちがより良い生活を送れるようにするための支援(QOL支援)であるとして捉えられるべきものであると思っております。

また、被害者・遺族支援における「スピリチュアルケア」と言いますと、どうしても特定宗教とのかかわりといった側面などが考えられると思いますが、執筆者及び本稿においては、「スピリチュアルケア」という概念を用いるとき、何ら特定の宗教を念頭に置いていないということにご注意頂きたいと思います。宗教研究者の間では、従来の共同体的な宗教概念と分ける意味において「スピリチュアル」という概念を用いることが通例となっており、本稿もそのような捉え方を踏襲しているものとしてご理解頂きたいと思います。

東洋大学21世紀ヒューマン・インタラクション・リサーチ・センター
http://hirc21.soc.toyo.ac.jp/research/index.html


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2008年02月15日

保護司を装った悪質行為!?

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法務省のホームページを見ていたところ、
「保護司を装った悪質行為にご注意ください」
http://www.moj.go.jp/oshirase11.html

というお知らせがありました。気になったので見てみると、内容は、

最近,保護司でないものが「自分は保護司である」と嘘を言って,関係者が事件に関わったとの理由で,連絡が欲しいなどの内容の電子メールを送信しているという悪質事案がありました。
保護司は,初対面の方に電子メールで連絡をとるということは,原則としてありません。
こうした,不審な電子メールを受信した方は,最寄の保護観察所にご連絡ください。

誰が行っているかは分かりませんが、大変気になるニュースです。
posted by RJ at 12:19| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年01月07日

明けましておめでとうございます

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明けましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
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2007年12月28日

今年一年有難うございました

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今年一年有難うございました。
皆様にとって、来年も良い年でありますように。
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2007年12月05日

家族SNS

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平成19年版の国民生活白書を見ていたところ、次のようなことが書かれてありました。

「家族SNSを利用した家族とのコミュニケーション」
・・・ホームページやブログの場合は、他人も閲覧することが可能であるため、家族内のプライベートな話題などについては、自由に書き込むことが難しいこともあろう。そこで、家族や親戚限定で利用でき、家族のプライバシーを確保しながら、情報共有や情報交換ができる新しい仕組みとして注目されるのが、「家族SNS」と呼ばれるサービスである・・・


そこで調べてみたのですが、某ガス会社さんが立ち上げたサービスなどが実際に利用されているようですね。
遠距離に住んでいて普段なかなか会えないような家族や親戚がいる場合、コミュニケーションを図るのに便利そうです。その場合も、ネチケットは必要でしょうが…

平成19年版 国民生活白書:http://www5.cao.go.jp/seikatsu/whitepaper/h19/10_pdf/01_honpen/index.html
ネチケット・ガイドライン(日本語版):http://www.cgh.ed.jp/netiquette/rfc1855j.html
posted by RJ at 16:48| Comment(0) | TrackBack(0) | 社会現象 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年06月25日

日本更生保護ネットワーク

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日本更生保護協会,全国保護司連盟,全国更生保護法人連盟,日本更生保護女性連盟,日本BBS連盟など,更生保護に関する機関及び様々な情報をまとめた「日本更生保護ネットワーク」のページです。

日本更生保護ネットワーク:http://www.kouseihogo-net.jp/
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2007年04月03日

共生社会…

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少子高齢化,格差社会,グローバル化など,社会における「共生」という視点は,ますます重要度を増してきております。

内閣府によると,「共生社会」へ向け,次の5つの視点が重要であるとされております。

1.各人が、しっかりした自分を持ちながら、帰属意識を持ちうる社会
2.各人が、異質で多様な他者を、互いに理解し、認め合い、受け入れる社会
3.年齢、障害の有無、性別などの属性だけで排除や別扱いされない社会
4.支え、支えられながら、すべての人が様々な形で参加・貢献する社会
5.多様なつながりと、様々な接触機会が豊富にみられる社会

また,興味深いのは「指標一覧表」が提示されている点で,それぞれ「青少年分野」,「高齢者分野」,「障害者分野」などに分類・整理されております。

興味のある方は,一度ご覧になってはいかがでしょうか。

「共生社会」の提唱−共に生きる新たな結び合い−
http://www8.cao.go.jp/kyousei/tomoni/index.html

指標一覧表
http://www8.cao.go.jp/kyousei/tomoni/sihyo.html
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2007年02月01日

ADR法

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ADR法(裁判外紛争解決手続の利用の促進に関する法律)が,本年,4月1日から施行されるようです。

全文:http://www.moj.go.jp/KANBOU/ADR/adr01-01.pdf
概要:http://www.moj.go.jp/KANBOU/ADR/adr01-02.pdf

ちなみにADRとは…

「裁判外紛争解決手続とは,ADR(Alternative Dispute Resolution)とも呼ばれますが,仲裁,調停,あっせんなどの,裁判によらない紛争解決方法を広く指すものです。例えば,裁判所において行われている民事調停や家事調停もこれに含まれますし,行政機関(例えば建設工事紛争審査会,公害等調整委員会など)が行う仲裁,調停,あっせんの手続や,弁護士会,社団法人その他の民間団体が行うこれらの手続も,すべて裁判外紛争解決手続に含まれます。」(法務省のHPより)

また,このADR法の主な目的は…

「@ 裁判外紛争解決手続の基本理念を定めること
A 裁判外紛争解決手続に関する国等の責務を定めること
B 裁判外紛争解決手続のうち,民間事業者の行う和解の仲介(調停,あっせん)の業務について,その業務の適正さを確保するための一定の要件に適合していることを法務大臣が認証する制度を設けること
C Bの認証を受けた民間事業者の和解の仲介の業務については,時効の中断,訴訟手続の中止等の特別の効果が与えられること」(法務省のHPより)

とされております。
この中で特に注目すべきは,Bの民間業者の認証制度の導入でしょうか。

認証制度の流れ:http://www.moj.go.jp/KANBOU/ADR/adr01-04.pdf

こうしたADR法の成立が,今後の修復的司法の展開に何らかの意味で結びつくものかどうかは分かりませんが,司法の世界も少しずつ動きつつあることが感じられます。
posted by RJ at 10:16| Comment(0) | TrackBack(0) | 修復的司法 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年01月12日

明けましておめでとうございます。

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明けましておめでとうございます。
本年が皆様にとって良い1年となりますように。
posted by RJ at 13:32| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年10月27日

刑務作業…

mokuren1s.jpg刑務作業とは…

刑務作業は,刑法に規定された懲役刑の内容であるとともに,受刑者の矯正及び社会復帰を図るための重要な処遇方策の一つです。受刑者に規則正しい勤労生活を行わせることにより,その心身の健康を維持し,勤労精神を養成し,規律ある生活態度及び共同生活における自己の役割・責任の自覚を助長するとともに,職業的知識及び技能を付与することにより,円滑な社会復帰を促進することを目的として行われています。
(法務省矯正局:http://www.moj.go.jp/KYOUSEI/kyouse10.html

この刑務作業について,大変興味深いページを見つけましたので,ご紹介します。

「刑務作業のご案内」:http://www.keimusagyo.go.jp/index.asp

刑務作業製品の紹介から刑務作業パートナーの募集まで,幅広い内容となっております。
特に,「刑務所作業製品のご案内」(http://www.keimusagyo.go.jp/seihin/index.asp)のページは,ちょっとしたポータルサイトのような雰囲気です。
posted by RJ at 15:41| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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